生理で歯痛? そんなときの原因と対処法✿

生理中だけすごい虫歯になったみたいに、
噛むのもずっきーんとして痛かったのに、生理が終わったら歯の痛みも消え去りました。

私もです。
もともと歯が弱くブリッジやかぶせものが多く歯周病になりやすいので、日々歯間ブラシも使って丁寧に磨いているのですが、どうもダメ。生理前と生理中は、歯の調子が悪いです。この時、リンパ腺も腫れます。のどが痛くなります。

私は生理前になると歯が痛くなるのですが、生理と歯痛って関係あるのでしょうか？
生理前ってたいてい腹痛とかですよね。
生理が近くなると、物を食べたり歯を磨いたりするとズキズキと痛むのですが、
生理が終わるとまったく痛むことはありません…。

生理時の出血を促す物質としてプロスタグランジンがありますが、
これがまさに生理痛の原因となり、下腹部のつらい痛みを引き起こすのです。

プロスタグランジンは実は歯痛の原因となる物質と考えられており、
生理痛がひどい方はプロスタグランジンの分泌量が多いため、歯痛を感じることがあります。

プロスタグランジンには人間が痛みを感じる閾値を下げて痛みを感じやすくさせる作用と
炎症を引き起こす作用があります。
生理前にプロスタグランジンの分泌量が増えますが、過剰分泌すると、
頭痛や腰痛、だるさ、吐き気など生理痛が悪化するのです。

逆にプロスタグランジンの分泌が少なければ生理痛がほとんどないこともありえます。

生理の時期が近付くと、女性の身体は妊娠しやすくなるために
黄体ホルモンの分泌が盛んになります。
これにより生理前は基礎体温が高くなる高温期を迎え、
寝る時でもなかなか体温が下がらず、身体がだるい状態が続きます。

すると寝不足や疲れから身体の免疫力が低下し、
もともとあった炎症が強調されたり、外気中の雑菌に感染しやすくなります。
口の中は外の空気に直接触れる場所なので、特に雑菌が繁殖しやすく、免疫力が低下した生理中は虫歯や歯肉炎が起きやすいのです。

もともとある虫歯で、普段痛みを感じていなくても、生理の時期には痛みだすこともあります。また銀歯などをかぶせている人は、内部で虫歯が進行している可能性もあります。

生理中は歯茎の毛細血管まで女性ホルモンが届いています。歯周病菌のウイルスは女性ホルモンが大好物で、生理中には特に繁殖して歯肉炎になりやすいので注意が必要です。