2018年5月7日 更新

歯をどれだけ大切にできてますか?他国と比べる歯への意識

皆さんはオーラルケアや予防歯科に対してどのように考えていますか? 実は、日本人の歯に対する意識が他の国に対して低いと言われているんです。 歯が大切なのはわかっているけれど、特別意識したことはなかった。 そのような人はこれを機に歯への意識を高めてもらえればと思います。 何年先も健康な歯で健康な毎日を送れますように。

『悪いところを治す事を目標とする』 か、それとも
『歯が出来るだけ長くもつ事を目標とする』の違いなのです。
さほど差が無いように感じるこの二つの言葉ですが 大きな違いがあります。
悪いところを治す事が目標→日本型
歯が出来るだけ長くもつ事が目標→北欧型

日本は多くのケースが治す事に集中しています。
そして治ったあとは、また痛くなったり外れたりするまで歯科医院にはなかなか行きません。
そのため、1・2年後に虫歯や歯周病がまた再発してしまうのです。
決して、日本の歯科治療レベルが低いわけではありません。

北欧はいかに再発しないようにするか・悪化しないようにするかなどの予防に集中しているのです。
歯医者さんがどんなに定期健診の案内を送ってくれれても、
「痛くないから行かない~」となってしまいがちな私たち…。
スウェーデンのお年寄りは残せる歯の数がとても多いと言います。
それは「歯を通して築かれる未来」に対する意識が違うからなのでしょう。
その場限りではなく、もっと先を見据えているんだと思います。
こういった意識は私たちにも必要なものですね。

国を挙げての歯科予防

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まず、公的な歯科医院では19歳以下であればすべての歯科診療代は無料です。
これは虫歯・歯周病治療にかぎったことではなく、矯正や定期健診、フッ素の塗布などすべてが対象となります。
20歳以上になると無料にはなりませんが、歯科予防処置治療にも補助金が支払われ、年に一度は定期健診のお知らせが届くなど、歯科医院で定期検診を受けることが奨励されています。

このように、国民全員が定期的にプラークコントロールを受けるとともに、小さいころから歯科予防処置の考え方をしっかり身に付けることで、食べ物やブラッシング習慣にも気を配るようになるようです。
国そのものが歯に優しい…。
これはちょっと驚きの制度です。
しかし、この制度があれば「お金がなくて歯医者に行けない><」
ということは防げ、皆が小さいうちから健康的な歯を守ることができますね。
無料とまではいきませんが、日本の国民健康保険制度と少し似ているかもしれません。
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「虫歯ができたときに行けばいい」
私たちの中にある歯医者さんへの意識ってそのようなものだと思うんですよね。

他の国が歯科予防に一生懸命になる理由は、
保険制度がなく治療にお金がかかることや、自分の人生に大きく影響するものだったり、
『そりゃ必死にもなるわ』と感じさせるものでした。

でも、そのような生活環境の中でそれだけ歯が大切なものだということを幼いときから、
学ぶこともできているんです。

日本は国民健康保険制度のおかけで保険が適用されるものであれば、
お財布に優しいお値段で治療を受けることができます。

ですから、他の国と違ってそこまで必死にならない生活を送ってきたかもしれませんが、
虫歯や歯周病ができ悪化してしまったら、自分の生活に大きな影響が出てしまいます。

それは日本も他の国も変わらないことです。

歯の大切さを学ぶきっかけ。
これがそれぞれの国の違いかなと思いました。

街を綺麗にすることができ、手先も器用で何をするにも丁寧。
礼儀も正しく外国の人たちにも人気のある日本人はなぜ予防歯科の意識が低いのでしょう?

日本人の意識が低い理由

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歯の見た目にこだわらない人が多い

最近では歯に対する関心が高まってきましたが、アメリカと違い日本では歯並びの悪さや歯の黄ばみなどを気にする人がまだまだ少ないのが実状です。笑うと銀歯が見えていたり大人になって1度もホワイトニングをしたことがない人が周囲にも多くいるため「歯をキレイに整えよう」と意識する機会が少ないのでしょう。
また海外では嫌がられる八重歯も日本では可愛いとされています。中には八重歯を欲しいがために付け八重歯をする人もいるのです。可愛さの基準が諸外国と少し違うのも理由のひとつかもしれません。
最近歯への関心が高まってきた理由のひとつに、
異国の文化が入ってきたことが大きいかなと思いました。
つまり他国と日本を比べる機会が増えたということです。
例えば、若い女性に人気のある韓国のアイドルや女優さんたち。
皆真っ白な歯で、歯並びもきれいですよね。
❝好き❞という気持ちから❝憧れ❞や❝尊敬❞が生まれ、
「私もあの子みたいになりたい!」という気持ちが若い子の歯列矯正やホワイトニングの意識を高めていると感じます。
歯は自分を美しく見せる一つの武器。
歯の大切さを知るきっかけになってくれたのではないでしょうか。

健康保険という制度がある安心感

日本では素晴らしいことに保険制度があります。歯科治療も医科と同じように健康保険が適応されむし歯や歯周病になったとしても、患者さんが一定の料金を払えばその残りを国が負担してくれます。
諸外国ではこのような保険制度がないところも多く、むし歯や歯周病などの疾患にかかってしまったら高い治療費を自分で払わなければいけません。
その理由からか歯に対する意識がとても高く、日々むし歯や歯周病にならないよう予防や自己管理をしているところが多いのでしょう。
保険制度はとても助かる仕組みですが、それが原因で日本人は「むし歯になる前に予防する」ではなく、「むし歯になってから治療すればよい」という意識になってしまっていることも事実です。
とっても便利な世の中ですが、
その反面で抜けてしまう部分があるのは仕方のないことのなのかもしれません…。
しかし、そのような便利なもののおかげで健康が守られているからこそ、
予防にも力を入れていきたいですよね。

その他にも理由は多くあるかもしれませんが、
もうひとつ日本人がなかなか歯医者さんに行けない理由があると思いました。

それは『時間がない』ということです…!

歯医者に足を運べない原因

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日本は保険の適用で比較的に安く治療を受けることができますが、
実は一回の治療で行える治療が限られているんです。
一本の歯の治療に数週間と期間がかかる理由はそこにあります。

そうなれば…
・「どうせいっても治療途中で行かなくなってしまうかも」
・「忙しくて毎週行けるかわからないし、キャンセルをたくさんしてしまうかも」

などといった理由から歯医者さんから足が遠のいてしまうのもわからなくありません。
結果『痛くなったらいけばいい』となってしまうのでしょう。

『歯は大切なもの』
日本の人たちだって、そのことはもちろんわかっているはず。
しかし、それでも歯に対する意識が低く、
実際❝口腔崩壊❞などの人が生まれてしまっている理由は、
大切だとわかっている歯のことを遠回しにしてしまうほど、
時間に追われた生活をしている日本人の生活環境にあるのかもしれません。
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