2017年9月9日 更新

歯科治療恐怖症の原因と心理

なぜ人は歯科治療恐怖症になるのか?

私のクリニックには連日歯科治療恐怖症の患者様がご来院されます。
歯科治療恐怖症になってしまった理由は様々です。
歯科治療恐怖症の方は、「治療に行かなければ。」とわかっていますが、どうしても足が向きません。
それは仕方のないことです。
自分に甘いだけだと誤解を受けている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、私は我慢してできる問題ではないと思います。
無理にストレスを感じての歯科治療は全身状態に悪影響です。

歯科治療恐怖症でお悩みの方々に歯科治療恐怖症でも治療が受けられる方法があるという事を知って頂きたいと思います。

1、歯科恐怖症になる原因

過去の様々なトラウマが原因の場合がほとんどです。

子供の頃、無理やり治療された経験がトラウマとなっている...

子供の頃、無理やり治療された経験がトラウマとなっている方は少なくありません。

小児歯科の分野では、意思疎通が困難な子供の治療の際にネットで巻き、治療台に括り付けて治療する事があります。
この恐怖体験がトラウマとなり、歯科治療に行けなくなってしまう方が多数いらっしゃいます。
そのような方々はどんどん状態が悪化してしまいがちです。
身体抑制法
・意志の疎通のはかれない低年齢児や心身障害児
・保護者やアシスタントの手による抑制、タオルを体に巻く抑制、抑制具(レストレーナーやベルト)による抑制
痛みを我慢させられ、気絶した

痛みを我慢させられ、気絶した

治療中に痛みがあると訴えても我慢させられた。
しまいには激痛によって気絶してしまった。
という経験をしている方もいらっしゃいます。
見世物にされて恥ずかしかった

見世物にされて恥ずかしかった

虫歯がたくさん出来てしまったり、治療途中で放置してしまっている歯が多数あったりすると歯科医師や歯科医院のスタッフが集まってきて見世物のように扱われたという経験をしている方もいらっしゃいます。
歯科医師に怒られた。

歯科医師に怒られた。

虫歯がたくさんできたり、虫歯が大きくなってしまってから歯科医院に行ったら
「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!」と歯科医師に怒られた。
それ以来、歯科が怖くなってしまった。という方もいます。

また、治療の要望などを言ったら怒られたり、痛いと言ったら怒られたという方もいました。
セクハラ

セクハラ

こんな事は非常に残念ですが、男性歯科医師のセクハラ行為で歯科治療恐怖症や男性恐怖症になってしまったという方もいらっしゃいます。
同じ歯科医師として強い立場を利用したこのような行為は断じて許せません。

2、虫歯から目を背けたいという心理

歯科治療恐怖症のために虫歯が進んでしまうと現実逃避して...

歯科治療恐怖症のために虫歯が進んでしまうと現実逃避してしまいがちです

虫歯で歯がボロボロになっていくと、口の中を見ようとしない、歯磨きもいい加減にしてしまう、など現実逃避をしてしまっている方も。

自分の歯がどれくらいボロボロになってしまっているか直視するのは精神的にとても辛い事だと思います。

3、人目が気になる

会話や食事をするのもおっくうになってしまいます。

会話や食事をするのもおっくうになってしまいます。

虫歯でボロボロになってしまうと、黒ずんだり欠けた歯を見られたくないためにうつむきがちになったり、いつもマスクをしていたり、人目が気になってしまいます。
また、虫歯が悪化すると口臭もしてきますので対人コミュニケーションに支障が出ます。

4、歯科治療恐怖症の方のための歯科治療

①静脈内鎮静法(無痛麻酔)

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歯科医師 永山幸 歯科医師 永山幸