植物性女性ホルモン、大豆イソフラボンが、腸内細菌によって産生されるのが『エクオール』
腸内環境と口内環境は、関係無い様に思えて実は密接な関係性を持っています。
腸内フローラが乱れてしまえば、意外にも口臭の原因となりますし、
食べ物を取り込む器官の口内フローラが乱れてしまえば、当然下流の腸内にも良くない物質が流れ込んでしまうのです。
腸内フローラが乱れてしまえば、意外にも口臭の原因となりますし、
食べ物を取り込む器官の口内フローラが乱れてしまえば、当然下流の腸内にも良くない物質が流れ込んでしまうのです。
その腸内でつくられる成分が「エクオール」
エクオールは大豆イソフラボンが腸内で代謝されて作られる成分で、様々な働きが期待されている注目の栄養素です。
大豆イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」という成分が腸内細菌によって代謝されてできる「エクオール」。
エクオールは大豆に含まれる大豆イソフラボンの一つである「ダイゼイン」が腸内細菌(エクオール産生菌)によって代謝され、生じるもの。
大豆食品は和食に多く利用されますね。日々召し上がっている方も多いはず。
■枝豆■もやし■豆乳■おから■豆腐■ゆば■厚揚げ■油揚げ■がんもどき
■焼き豆腐■凍り豆腐■味噌■しょうゆ■納豆■テンペ■豆腐よう■煎り豆■きな粉など
■焼き豆腐■凍り豆腐■味噌■しょうゆ■納豆■テンペ■豆腐よう■煎り豆■きな粉など
ならば、腸内で「エクオール」は作られているはず…いえいえ、そうでもないのです
「エクオール」は、約半数の方が自力でつくれていない
エクオール産生菌がない方は、ずっと作れないということもあります
腸内フローラは幼児期に完成してしまうので、その後は、エクオール産生菌が定着するのは難しいのです。
エクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌が、体内で活発に動いているかどうかで、「エクオールを作れるかどうか」が決まるからです。
エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボンがエクオールにならないまま吸収されます。
食生活の変化で、エクオール産生菌が低下
欧米人で20〜30%、日本人では50〜60%の人が、腸内でエクオールを作る事が出来ると言われていますが、近年、年齢が下がるにしたがってこの比率が低下し、現在30代以下の若い世代では20〜30%しか、エクオールを作れる人がいないことがわかってきました。
エクオールは、大豆イソフラボンよりもさらに女性ホルモン「エストロゲン」に近いはたらきをするので、「スーパーイソフラボン」と呼ばれています。