2017年9月9日 更新

歯の神経を取るという事

歯の神経を取るのはどんな時?

「歯の神経を取らなくてはいけませんね。」
患者さんはとても恐怖に感じるようです。

実際に神経の治療をする時に非常に強い痛みを感じた経験のある方はなおさらです。

ただ、どうしても神経を抜かなくてはいけない状態のことがあります。

歯の神経を取らなくてはいけないのはどのような状態でしょうか?

神経を取らなくてはいけはいけない状態

1、痛みが強い場合

虫歯が神経まで達すると強い痛みを感じます。

虫歯が神経まで達すると強い痛みを感じます。

虫歯菌が神経まで達すると、歯の神経(歯髄)に炎症が起きて歯髄炎という状態になります。
炎症があると局所麻酔が効きにくくなります。
これは炎症によって組織が酸性になるためです。

2、虫歯を取ってみたら神経に達していた場合(仮性露髄)

冷たいものにしみる程度の痛み程度でも、虫歯菌によって溶...

冷たいものにしみる程度の痛み程度でも、虫歯菌によって溶かされた象牙質を除去してみると神経まで達してしまう事があります。

これは仮性露髄という状態です。

神経に達してしまった場合は神経を取らなくてはいけません。
そんなに大きな穴が開いているわけではないのに神経を取ら...

そんなに大きな穴が開いているわけではないのに神経を取らなくてはいけない事も。

虫歯はエナメル質のダメージが小さくても、
中の象牙質で大きく広がっている事が多々あります。

そんなに痛くもないし、穴も開いていないのに、神経を取らなくてはいけない。と言われたら、こんな状態なのでしょう。

3、神経が死んでしまっている場合

知らぬ間に神経が死んでしまっている場合があります。

知らぬ間に神経が死んでしまっている場合があります。

虫歯が深くなってしまい、痛みも感じないうちに神経が死んでしまっていることもあります。
そうなるまでに痛みを全く感じない方もいます。

そんな時は中で神経が腐ってしまっていますので、神経の管(歯髄腔)をきれいに掃除しなくてはいけません。
神経が死んでしまった歯は変色してきます。

神経が死んでしまった歯は変色してきます。

神経が死んでいると中で神経が腐ってしまい、黄色や茶色く変色してきます。
過去に虫歯治療した影響でじわじわと神経が死んでしまう場合や虫歯が少しずつ広がって痛みがないうちに神経が死んでしまっている場合があります

4、過度な知覚過敏

知覚過敏によって痛みが持続してしまう場合は神経を取る事も。

知覚過敏によって痛みが持続してしまう場合は神経を取る事も。

通常、知覚過敏というのは冷たいものによる刺激で起こります。
痛みは一時的なものである程度の時間経過に伴い痛みは消失します。

ところが酷い知覚過敏になると生活に支障をきたすほど痛みが続いてしまいます。

そんな時は生活の質(QOL)を考慮して神経を取る事もあります。

5、治療でやむなく神経を取らなくてはいけない事も。

歯がないままにしておくと歯が伸びてきたり傾きます。

歯がないままにしておくと歯が伸びてきたり傾きます。

歯が伸びてしまったり、傾いた歯に被せものや、ブリッジをする場合に歯をたくさん削る必要があります。
その結果、神経に触れてしまった場合は神経を取ります。

歯がない部分にインプラントや入れ歯をする際も、放置したために移動してしまった歯の治療が必要になります。
そのため、かみ合う相手方の歯の神経を取る事があります。

6、歯の外傷により神経が出てしまった場合

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歯科医師 永山幸 歯科医師 永山幸